セイコーの熟練職人が長年の経験から作り上げた精密技術の結晶セイコーファイブオートマティック。 オールドファンの方ならご存じの、昔からあるモデルを海外ユーザー向けにリメイクした非常に貴重な国内未発売モデルです。何ともノスタルジックな、自動巻時計の世界にあなたも是非はまって下さい。
高級機械式腕時計を学ぶ
遊び心・エスプリをテーマに楽しい会話が尽きない
永井 カルティエには美しくダイヤモンドをセッティングしたモデルもあれば、複雑機構もあり、さらには文字盤の上にアートを描くモデルもあります。
鈴木 元々フランスには、"道具を遊ぶ"という考え方があって、"アンファンテリズム(=infantilism/幼児性)"という言葉が使われることもあります。子供は発見の喜びに満ちている。引かれたレールであっても変えてしまう。そんな捉われないエスプリ(精神性)があるのです。フランス人は道具すらも楽しみにしてしまうのですが、その一例がシトロエン「2CV」。座席を取り外すとピクニック用の椅子になるなど、色々な所に楽しさが満ちている。というより、フランス人は楽しめるようにしかモノを作れないのでしょう。
カルティエを身に着けることは、信頼を手に入れること
永井 カルティエも同じですね。技術ばかりを進化させるのではなく、スタイルや文化も作り上げている。それがフランスのブランドらしい遊び心なんですね。
鈴木 この感性は「エスプリ」ともいえますね。カルティエは、エスプリに満ちたブランドです。例えば「タンク」という時計がありますよね。この時計のデザインは、第一次世界大戦で初めて登場した戦車のキャタピラ、車体がモチーフです。片やエレガントな時計、片や武骨で重厚な戦車。この二つの要素を結びつけるとは驚き以外の何物でもありません。
永井 まさに最先端の感覚を持つブランドなのですね。
鈴木 『太陽がいっぱい』など、1960年代の映画の多くで、カルティエの時計が登場しますが、それらを見ているだけでも、カルティエというブランドの位置づけやブランドステイタスがわかるでしょう。やはり自分で選んだ時計に対しては、しっかりと選んだ理由を語れるようになってほしい。
永井 カルティエの時計を持つ上での心構えってありますか?
鈴木 カルティエを身に着けるということは、ある種のコンフィデンス(=Confidence/自信、信頼)を手に入れるということにもなる、と思います。カルティエには確固たる世界がありますから、隣にどんな時計が並んでも引け目を感じることはない。つまりカルティエは、1本は持っていないといけない時計なんですよ!
BVONO(ボーノ) 機械式腕時計
●BVONO(ボーノ)は、1926年、南イタリア・マテーラのサン・ビアジオ通りに紳士衣料とアクセサリー の店として誕生。
この美しい町のファッションリーダーであるブティック「BVONO」が南イタリア発のフォーマルとカジュアルのラインナップで日本にデビューしました。
イタリア語で BVONO(ヴォーノ)とは、「美味しい」「すばらしい」の意味を持ち、伝統を重んずるイタリアでは、名前の頭文字に”B”とつくのは、 イタリア貴族の伝統の名を引く旧家の証と言われます。
BVONOは、あくまでもエレガントにクラシックなスタイルを漂わせながら南イタリアを表現 し、確かな伝統を受け継ぎながらも新しい美を提案しています。
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