GMT機能はどう使うと便利?



 腕時計には、さまざまな便利機能が付加されているモデルがある。一般的に「GMT」と呼ばれる複雑機能はその代表だ。「GMT」とは、グリニッジ標準時を意味する。かつてイギリスのロンドン郊外、グリニッジ天文台を通過する子午線を基準にして世界各地の標準時や時差に関する国際的なルールが取り決められ、そこから転じて、時計産業では、世界の複数の地域の時刻を表示する機能を「GMT」と総称するようになった。
 スイスの伝統的な機械式時計の技術と革新的な機能を融合して注目を浴びるカール F. ブヘラの「パトラビ トラベルテック」は、GMT機能とクロノグラフ(ストップウォッチ機能。次回の本稿で詳説する)を併せ持つ高級機械式時計だが、GMT機能の使い勝手の良さでは群を抜くモデルである。
 海外出張をイメージしてみよう。東京発のフライトでパリに向かうとする。東京とパリの時差は8時間あるので(サマータイムを考慮しない)、機中で現地時刻に合わせるには、リューズを操作して時針を8時間逆に戻せばよい。このモデルは、時針のみを独立して進めたり戻したりすることが可能なので、時差修正がいとも簡単にできる。24時間で1周するもう一本の赤い時針=GMT針はつねに東京の時刻を示し続けているから、パリに限らず、世界のどの場所に移動しても、日本の時刻はつねにこの針でわかる仕組みになっている。パリから東京に戻る場合は、逆に時針を8時間進めるだけでよい。日付表示もこの時針の変更操作と連動して進み、戻るので、日付変更線をまたいで日本とアメリカを往復する場合であっても、日付修正の必要がまったくない。
 さらに革新的なのは、10時位置のボタンを押すだけで、GMT針に対応する24時間目盛りの時差調整ができること。たとえばパリのほかにニューヨークといった第3の地域の時刻を常時表示させることが可能なのだ。しかも、これから向かう目的地が東か西かに応じて設定を変えられるのもユーザーへの優しい配慮だ。これらすべてを電子的なプログラムではなく、精密な機械式時計の機構によって実現しているところがまた、高級時計ならではの魅力である。

Patravi Traveltec

「パトラビ トラベルテック」。現在10時8分を示している文字盤中央の時針は、リューズの操作により1時間刻みで進めたり戻したりできるので、素早く目的地の現地時間(ローカルタイム)へと修正可能。ステンレススティール、ケース径46.6mm。115万5000円。
7時と8時の間に位置する赤い針がGMT針。日本以外の地域で腕時計を使う場合、この針が日本の時間(ホームタイム)を示し続ける。このメイン写真の場合、文字盤のもっとも外周の24時間目盛りと対応させて15時と読み取れる。分針は時差に関わりなく共通なので、15時8分と読む。
10時位置のプッシュボタンを押せば、外側から2番目の24時間目盛りが回転し、赤いGMT針と対応させて第3時間帯の表示も可能。このメイン写真の場合、19時を示しており、19時8分と読む。

日本製機械式時計の新ブランド「セイコー プレザージュ」誕生



セイコーウオッチは10月5日、日本製の機械式腕時計の新プロダクトブランド「セイコー プレザージュ」を発表した。日本や中国を中心としたアジア地域で展開する予定で、セミスケルトンモデル(2種)、24時針つきモデル(2種)、デイ&デイトカレンダーモデル(2種)を10月21日に発売する。

 新ブランドでは、これまで商品展開が限定的だった3~5万円の価格帯で、実用性とファッション性をあわせ持つ機械式腕時計を投入。国内市場では、機械式腕時計に興味を持つ20代~40代のビジネスパーソンを、アジア市場では「メイド・イン・ジャパン」を重視する外国人旅行者をターゲットにする。

 セミスケルトンモデルの「SARY017」と「SARY018」は、文字盤の9時位置に配置した金属リングの奥に、リズミカルに動く「てんぷ」が見えるモデル。文字盤のデザインもあえて左右非対称にして、9時位置から放射状に広がる型打ち模様をあしらった。ムーブメントは手巻き付き自動巻きの「キャリバー 4R38」を搭載。ケースサイズは40.2×11.6ミリ(ケース外径×厚さ)。価格はSARY017が3万9900円、ケースの一部にピンクゴールド色めっきをあしらったSARY018が4万2000円。

 24時針つきモデル「SARY009」と「SARY011」は、10時位置に24時間表示を行うサブダイヤルを持つ。ベゼルには12カ所のスリットが刻まれ、バンドには多面カットを施した。24時針のほかに、カレンダー(日表示)付き。ムーブメントは手巻き付き自動巻きの「キャリバー 4R37」を搭載し、ケースサイズは40.2×11.6ミリ。SARY009は銀文字盤、SARY011は黒文字盤で、どちらも価格は3万7800円。

 3時位置に日、曜日表示を行うカレンダーを備えたデイ&デイトモデルは、銀文字盤の「SARY013」と黒文字盤の「SARY015」の2種類。太めの時針、分針と立体的なインデックスを備え、見やすさを追求した。搭載するムーブメントは手巻き付き自動巻きの「キャリバー 4R36」で、ケースサイズは40.2×10.7ミリ。価格は3万6750円。

●全モデル共通仕様

・バンド素材:ステンレススチール

・ガラス素材:サファイアガラス

・裏ぶた:スクリューバック

・防水性能:日常生活用強化防水(10気圧防水)

・耐磁性能:耐磁時計(JIS耐磁時計1種)

●全モデル共通ムーブメント仕様

・巻上げ方式:自動巻(手巻つき)

・時間精度:日差+45秒~-35秒

・巻上げ持続時間:約41時間

・振動数:6振動/秒

・石数:24石

・そのほか:秒針停止機能

時計組立て体験受付中!機械式時計も自分で組立ていただけます。


時計のふるさと「SUWA」には、伝承すべき精密、時計技術があります。「SUWA」発の、ウオッチアクセサリーづくり教室をはじめ、時計に関するプライベートブランド商品の販売や、国家資格を有する技師による時計修理、こだわりの「SPRQ」ブランド商品の販売を行っています。詳しくはこちら毎日更新!ブログもご覧ください。当店へのアクセスはこちら
TEL・FAXでもご注文いただけます。TEL:0266-28-4260/FAX:0266-28-6391




































両面シースルーの機械式腕時計――ブライツアナンタ

NS_CONCEPT
セイコーウオッチは、ブライツアナンタから機械式腕時計「NS_CONCEPT」を8月28日に発売する。
コンセプター、坂井直樹さんとコラボレーションしたモデルで限定1000本(国内700本)、価格は26万2500円。



NS_CONCEPTは、表裏両面から時計の反対側が見える両面シースルー構造を採用。
「物体は不透明である」という既成概念を覆したという。
ケースや文字盤は黒を基調としたモノトーンだが、裏側からは隠し色として配した赤がみえる。
ムーブメントは手巻付き自動巻の「キャリバー6R21」を搭載する。
パワーリザーブは約45時間で、時間精度は日差+25秒~-15秒。日付針・曜日針付き。
ケース素材は硬質コーティングを施したステンレススチール、バンドはウレタンコーティングを施した牛革。
サイズは46×13.1ミリ(ケース外径×厚さ)で、防水性能は日常生活用強化防水(10気圧)となる。

フィンランド唯一の機械式時計メーカー それがサルパネヴァ


















 やがて独立時計師として本格的に活動を開始すべく、2004年にサルパネヴァ氏は故郷フィンランドに戻って工房を開設する。
「工房は、古いケーブル工場をリフォームしたもので、ヘルシンキ市内からトラム(路面電車)で2分ぐらい。その付近は現在、アーティストが集まるエリアになっているのです」
  この工房をベースに時計作りを進めるサルパネヴァ氏。では一体、彼はどのような時計を作っているのか?
「私は時計師として15年のキャリアがありますが、3年前、シンプルなモデルを作りたいと思いました。それは、よりシンプルでエレガントで、古いデザインと新しいデザインを混合したようなもの。そこで立体的な顔を造形し、それをムーンフェイズに仕立てたのです。この顔は自分でデザインし、友人の彫金師が製作しています」
  こうして誕生したのが「コロナ K3 ハーベストムーン(Korona K3 Harvest Moon)」であり、この顔を文字盤いっぱいに展開した異色作が「コロナ ムーンシャイン(KORONA MOONSHINE)」というわけだ。
「この時計ケースはドイツ製の非常に高品質なもの。そして、ムーブメントはスイス製。しかし、それ以外のダイアル、ムーンフェイズなどは、すべてフィンランド製で、私はフィンランドに存在する唯一の機械式時計メーカーです」
  独特の感性で個性的な時計作りを進めるサルパネヴァ氏。彼が生み出した「サルパネヴァ」は、北欧生まれの異色ブランドとして、時計愛好家を魅了するに違いない。








シャネル スペシャルエディション-最高級腕時計






















大地の高熱が数え切れないほどの年月をかけて、ダイヤモンドを生み出しました。
一方人間の情熱は、テクノロジー全盛の現代に高級素材であるセラミックを誕生させました。
シャネルはこの貴重な素材を、これまでは最高級の宝石のためだけのものであった方法を用いて加工しています。
ダイヤモンド、カラーストーン、あるいはセラミック。
アトリエの同じ作業台の上で、同じツールを用いて、同様に正確な技によって、これらの素材は加工されているのです。
世界で初めて、宝石と同様のカッティング技術とこだわりを持って加工された、黒々とした光沢を放つ724個のバゲット。
ハイテク*セラミックは新しい輝きを生み出すことへのチャレンジを反映しています。

シャネルはこのJ12のニューモデルに、スイスの名門高級時計マニュファクチュールのひとつオーデマピゲと共同で開発した、
3針のオートマティックムーブメントCHANEL – AP 3125を搭載しています。
ムーブメントA.P.3120とJ12のハイテク*セラミックを組み合わせることで生まれたムーブメントCHANEL-A.P.3125において、
シャネルはテンプ受けとブラックハイテク*セラミックで覆われたゴールド製ローターを新たにデザインしました。

バゲットカット ブラック ハイテク*セラミック724個。
セッティング作業に200時間。
5本の限定生産、個別番号入り。





















J12 NOIR INTENSE


FRAPBOISとORIENTによるスタイリッシュ&スマート DUOコラボレーションモデルが登場






















「大人げない大人の服」をコンセプトに、トレンドに流されることなくオリジナル性溢れるリラックスウェアを展開するコレクションブランド【FRAPBOIS】が、カジュアルベーシックな機械式時計【ORIENT】のスタイリッシュ&スマート DUOとコラボレートしたペアモデルをリリース。

【FRAPBOIS】のブランドカラーを時針と分針に採り入れ、メンズモデルはグリーン、レディースモデルはピンクで仕上げ、POPなイメージを醸し出している。また、オリエント時計のこだわりでもある機械式の魅力が感じられるシースルーバックに、【FRAPBOIS】のロゴが入ったうす紫色のカラーガラスを採用。エンボス加工のインデックスを施したダイヤルにも「FRAPBOIS」のロゴを入れ、コラボレーションを前面に打ち出している。

カジュアルなスタイルは勿論、フォーマルにも対応できる万能アイテム。オンタイム・TiC TAC・丸井各店舗、及びZOZOTOWNにて2011年7月16日より販売スタート。

シンプルデザインの機械式ペアウオッチ――オリエント時計

オリエント時計は6月25日、機械式ムーブメントを搭載するペアウオッチ「オリエント スタイリッシュ&スマート DUO」を発売した。価格は2万4150~2万6250円。DUO
DUO

スタイリッシュ&スマートは、カジュアルな着こなしに合う自動巻き腕時計のシリーズ。今回発売したDUOは、シンプルなデザインや2011年のトレンドカラーであるモノトーン系カラーを採用したベーシックペアモデルだ。
 ムーブメントは、手巻き付きの自動巻きキャリバー46943を搭載する。シースルーバックのガラスは、グレーメッキケースには水を表現するブルーガラス、ステンレススチールケースには緑を表現するグリーンガラスを採用した。
DUODUO「WV0611ER」と「WV0351NR」
 日常生活用防水(5気圧防水)で、駆動時間は40時間以上。サイズは、メンズモデルが44.5×38.5×11.2ミリ(縦×横×厚さ)、レディースモデルが34.5×29.5×11.1ミリ。
オリエント スタイリッシュ&スマート DUO(メンズ)
品番文字盤価格
WV0581ERブラック2万6250円
WV0591ERブラック2万4150円
WV0601ERグレー2万4150円
WV0611ERシルバーホワイト2万4150円

オリエント スタイリッシュ&スマート DUO(レディース)
品番文字盤価格
WV0331NRブラック2万6250円
WV0341NRシルバーホワイト2万4150円
WV0351NRピンク2万4150円

The CITIZEN Automaticを完成に導いた男たち


現在のシチズンはエコ・ドライブやエコ・ドライブ電波時計を製作する時計メーカーという印象が強いと思います。しかし、あまり知られていないのですが、シチズンでは創立以来、数の増減はありますが、ずっと機械式時計を作り続けていたんですよ。実は、ずっと機械式と先端技術を駆使した機構を並行して作っているんですね。機械式ムーブメントの生産数では30年間で累計1億を超えていて、この数字は世界トップクラス。シチズンの知られざる一面というところでしょうか。
しかも、あらゆるパーツは自社生産されていて、もちろん“ひげぜんまい”も自社で生産しています。ひげぜんまいとは時計のパーツ製作において、もっとも難しい部分で、世界でも数社しか作れません。心臓部ともいえる部分を東京(田無)本社内で作っている、つまりMade in Tokyoのパーツなんです。しかも、パーツを作る旋盤や、切削をするための機械をも自社で製作が可能です。シチズンは製造技術、加工技術、組立技術をすべて自社で行なうことができる世界有数のマニュファクチュールのひとつですが、旋盤をはじめとしたパーツの加工機械や組立装置まで自前で作ることができる会社はシチズンだけではないでしょうか。
今回、新たに製作したCal.0910は『The CITIZEN』という高級時計に搭載されるわけですから、過去のムーブメントに少々の変更箇所を加えるような、生半可なアプローチではできません。とはいえ、担当するメンバーにとってはすべてが挑戦であり、すべてゼロからスタートしたといっても過言ではなかったし、各ポジションで努力しました。でも、メンバー各人の努力はもちろんですが、弊社には機械式時計に携わってこられた多くの諸先輩方がおられて、彼らの持っている知識や経験、技術をたくさん頂戴することで、Cal.0910が完成したんです。創立以来80年間、機械式時計を作り続けてきた実績がなければ『The CITIZEN Automatic』は3年という短期間で誕生させることは不可能だったでしょう。
弊社のエポックメイキングな出来事ですし、ここで生まれた製作技術を、次の世代に継承していくつもりです。

オリエント ModeIDモデイド  WD0081DB 現行品



















艶っぽいカラーリングに、ドレッシーなデザイン、心臓部がチラリと見える小窓がミステリアスな雰囲気を放つ機械式時計。
ModeID -モデイド- とは、Mode + ID(Identity)の造語であり、ファッションと自分らしさの融合を意味しています。
































































機械式時計の歴史にあらたな1ページを開く


Breguet|ブレゲ
機械式時計の歴史にあらたな1ページを開く
革新的なワールドタイムモデルを発表!

スウォッチ グループ傘下の頂点ブランドとなって10周年を迎えたブレゲ。当時もいまも、伝統のスタイルを守りながら絶えざる技術革新で未来の機械式時計の可能性を探る姿勢は変わらない。2011年はワールドタイムウォッチの分野で、ブランドの名にふさわしい革新的なモデルを登場させた。

取材・文=渋谷康人

世界初のワールドタイム機構は使いやすさ抜群

没後190年近くを経たいまもなお“時計史上最高の時計師”として尊敬を集めるアブラアン・ルイ・ブレゲ。機械式時計に対する彼の情熱と技術、スタイルを受け継ぐブレゲは毎年、時計愛好家にとって絶対に見逃せない革新的な技術を搭載した新作を発表している。2011年のハイライトは、ワールドタイムウォッチ「クラシック オーラ ムンディ」。ブルーの海にシルバーの大陸モチーフが浮かび上がる美しい文字盤が印象的なモデルだ。

これまでにも「オーラ ムンディ」という名前がつけられたモデルがマリーン・コレクションでも存在したが、新作のメカニズムはそれとはまったくちがう。3年の開発期間を経て誕生した、インスタント・ジャンプ・タイムゾーン表示と名づけられたあたらしいワールドタイム機構は、機械式時計として世界ではじめて日付、デイ/ナイト、都市名すべての表示が連動する画期的なもの。いちど現在の時刻と現在地のタイムゾーン(都市名表示)を設定してしまえば、あとは8時位置のプッシュボタンを押してタイムゾーンを切り換える(自分が表示させたい都市を選ぶ)と、それに連動して時針の位置や日付、デイ/ナイト表示まで、そのタイムゾーンにあわせて正確に切り替わる。それに、時刻あわせのときに秒針を止めるストップセコンド機構も搭載しているので、時刻あわせも秒単位までしっかり可能だ。

都市名表示つきのワールドタイム機構はここ数年、ITC革命による世界のグローバル化が進んでいることもあり、各社が積極的に開発を推進、さまざまなタイプのモデルが発売されているが、ブレゲのこの新作はもっとも使いやすく、優れたものといえる。


アヴィエーションウォッチ「タイプXXI」もリニューアル

このほかにも2011年のコレクションは充実している。ブレゲの伝統的スタイルを踏襲するおなじ「クラシック」コレクションの3針モデル「5177」や、ブレゲスタイルの真髄ともいえるスモールセコンド、ムーンフェイズ&日付曜日つきの「7337」、メカニズムのほとんどが文字盤側にあり眺めることのできる「トラディション」の「7057」、マリーンのレディスクロノグラフ「8827」やレディスドレスウォッチ「クイーン・オブ・ネイプルズ 8918」といった定番に、新バリエーションがくわわった。

さらに優雅なスポーツウォッチコレクション「マリーン」には、あらたにハイジュエリー仕様のトゥールビヨン・クロノグラフ「5839」が登場。そしてOPENERSをご覧の皆さんにお薦めしたいのが、フランス海軍航空隊御用達のフライバック機構つきクロノグラフ、通称“アエロナバル”をルーツとするクロノグラフ「タイプXXI(トゥエンティワン)」のニューモデル。スポーティなブレゲを求めるひとには、ぜひ一見していただきたい。
 
クラシック オーラ ムンディ
新開発のインスタント・ジャンプ・タイムゾーン機構を搭載


3年をかけて設計・開発され、4件の特許を申請中のインスタント・ジャンプ・タイムゾーン機構を搭載するブレゲの新作ワールドタイムウォッチ。センターに同軸配置された時分秒針にくわえ、12時位置に日付表示、4時位置に手彫りでモチーフを描いたデイ/ナイト表示、6時位置に都市名によるタイムゾーン表示を備える。時間セットは3時位置にある通常のリューズで、そしてタイムゾーンの切り換え操作は8時位置のリューズ/プッシュボタンを押す、あるいはまわすことでおこなう。12時位置の日付表示は3日間が窓に表示されるようになっており、現在の日付はフライバック機構つきの針の先端の輪によって示される。文字盤は写真のアメリカ大陸仕様のほか、ヨーロッパ大陸とアジア大陸と3タイプが用意される。ムーブメントの脱進機とヒゲゼンマイは、シリコン製を採用。
Spec|スペック
自動巻き、直径44mmのローズゴールドケース、アリゲーターストラップ、30m防水、813万7500円(予価)、年末発売予定。
 
 
タイプ XXI(トゥエンティワン)チタン・モデル
軽くなり、精悍さもアップした伝説のアヴィエーションウォッチ


1950年代にフランス海軍航空隊(アエロナバル・フランセーズ)に供給されたフライバック・クロノグラフモデルを原型にしていることから、時計愛好家のあいだでは“アエロナバル”の名称で不動の人気を誇るブレゲのアヴィエーション(航空用)クロノグラフ「タイプXXI」。その最新モデルが登場した。分積算形が時分秒針と同軸という文字盤のデザインはまったくおなじだが、回転ベゼルは、ステンレススティール素材にレリーフ状に数字が刻まれ、ブラックラッカー仕上げの精悍なタイプに変更。さらに従来ステンレススティールだったケース素材には、はじめてグレード2のチタンが採用された。なおブレゲの伝統に則り、ほかのモデル同様にマットブラック仕上げの文字盤上にはシークレットサインが刻まれる。
Spec|スペック
自動巻き、直径42mmのチタンケース、カーフスキンストラップ、フライバッククロノグラフ機構、132万3000円(予価)。今秋以降発売予定。
 
ブレゲ ブティック銀座
Tel.03-6254-7211
 

本格派機械式時計『オリエントスター スタンダード』5月14日発売


本格派機械式時計『オリエントスター スタンダード』

オリエント時計株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:渡邉 淳、資本金:19億3,700万円)は、『オリエントスター スタンダード』 1型4アイテム(価格:50,400円【税込】)を、2011年5月14日より全国で発売いたします。

「オリエントスター」は、1950年の創業と同時に“輝ける星”をテーマに誕生した、本格派機械式時計です。登場以来、多くの本物志向の方から愛されてきた、時代の流れに左右されないシンプルなデザインと機能が人気のシリーズです。

このたび発売する『オリエントスター スタンダード』は、薄型のデザインでスマートな印象が向上したほか、手巻き機能や秒針停止装置を搭載して機能性を高めた、オリエントスターの新しいスタンダードモデルです。
ダイヤルを覆うガラスには強度の高いフラットタイプのサファイアガラスを、インデックスにはすっきりとした印象のバーインデックスを採用し、視認性を高めました。ケース・バンドにはシンプルなステンレススチールを使用したほか、ダイヤルにはブラック、マット調ホワイト、ネイビー、ディープレッドの4色を取り揃え、お好みのカラーをお選びいただけます。
そのほか、機械式のムーブメントを目で楽しめるシースルーバックやカレンダー機能、暗所でも時刻を視認できるルミナスライトを装備しております。

ビジネスでもプライベートでも、どのようなシーンにも合うスタンダードなデザインの本アイテムは、新入生や新入社員などのフレッシャーズの方々にも最適なアイテムとなっております。


― 商 品 概 要 ―

【商品名】
オリエントスター スタンダード

【発売日】
2011年 5月14日

【発売地域】
全国

【品番/文字盤/価格】
WZ0011DV / ブラック / 50,400円(税込)
WZ0021DV / ホワイト / 50,400円(税込)
WZ0031DV / ネイビー / 50,400円(税込)
WZ0041DV / ディープレッド / 50,400円(税込)

【製品仕様】
自動巻 (手巻付)
秒針停止装置
22石
ケース : ステンレススチール
サイズ : 縦 46.5mm / 横 39.0mm / 厚さ 11.3mm
ガラス : 表 サファイアガラス(無反射コーティング)
裏 クリスタルガラス(シースルーバック)
バンド :  ステンレススチール
プッシュ三つ折れ式中留め
日常生活用防水 (5気圧防水)
ルミナスライト
耐磁1種
駆動時間 : 40時間以上 (最大巻上げ時)
静的精度 : 日差+25秒~-15秒
本格派機械式時計『オリエントスター スタンダード』本格派機械式時計『オリエントスター スタンダード』本格派機械式時計『オリエントスター スタンダード』本格派機械式時計『オリエントスター スタンダード』

ゼニス、成層圏で活躍する新作フィールドウォッチ発表


http://journal.mycom.co.jp/news/2011/04/05/014/index.html

機械式時計のエントリー機にオススメ、「ハミルトン」を語る【執筆:広田雅将】




















ケータイが当たり前になった今、あえて時計を持つ理由はなさそうだ。高価な機械式時計であれば、なおさらだろう。でも時計には、まだそれなりの意味はある。例えば打ち合わせの際。相手と話している最中に、時間を確認するためケータイを開くわけにはいかないだろう。しかし、相手と自分が腕時計を着けていれば、相手の腕時計を見ることで、スマートに時間を確認できる。

機械式時計にも、やはりそれなりの意味はある。時計としての性能は、正直クォーツや電波時計には及ばない。しかしガジェットとして、機械式の腕時計はやはり楽しいのだ。確かにデジタルガジェットも面白い。しかしゼンマイで動く機械式時計は、ゼンマイを巻く、時間を合わせるという感覚を味わえる点で、何物にも代え難く、しかも、いつも身に付けていられるのである。

でも時計を、または機械式時計を選ぶにしても、何を選べば良いかは難しい。値段も機能もピンキリだし、デザインの好みも様々だろう。ただそんな中でも、文句なしで勧められる時計はある。そのひとつがハミルトンだ。デザインのバリエーションは豊富だし、機械の信頼性も高い。加えて、同じ機能や仕上げを持つ時計に比べて、価格がリーズナブルなのである。

1892年、アメリカのペンシルバニアに創業されたハミルトンは、優れた鉄道時計や軍用時計で名声を得てきたメーカーである。とりわけアメリカ軍とのつきあいは長く、2大大戦中、100万個以上の時計を納めていた。そんなメーカーの時計が、そもそも信頼性に欠けるはずはないだろう。加えて現在のハミルトンは、スイス最大の時計メーカーグループ、スウォッチの傘下にある。大グループに所属したおかげで、ハミルトンは、優れた部品を安価に使えるのである。単純な比較は難しいにせよ、同じ機能と仕上げを持つ時計が、ざっと半額から3分の1の値段になると言えば、いかにそのメリットが大きいかは分かるだろう。安価だからと言って、悪いとは限らないという好例が、今のハミルトンなのである。

正直言うと、時計には、ある程度のお金を払った方がいいとは思う。というのも、使っていると自然と目が肥えてくるからだ。つまり、多少背伸びして作りの良い物を買ったほうが、結局得である。しかしハミルトンの時計は、品質の割に驚くほどリーズナブルだ。したがって法外な金額を払わずとも、良い物が買えてしまう。しかも信頼性は折り紙付きだし、デザインのバリエーションも多い。まだ知らない方がいるなら、ハミルトンの時計こそ、実際手にとって、チェックするだけの価値があるだろう。

パンユーロ Pan Europ
1971年に発表された自動巻きクロノグラフの「パンユーロ」。その復刻モデルが本作である。直径45mmの大ぶりな時計だが、かえってそのサイズが、文字盤やケースの優れた質感を強調している。この時計は搭載する機械も良い。ベースはスウォッチ グループ傘下のETA社が作る、7753という自動巻きクロノグラフ。しかしグループ傘下のメリットを生かして、ハミルトンは特別仕様のETA H31を使っている。そのパワーリザーブ(ゼンマイの駆動時間)は最大60時間と、普通の7753の約1.5倍も長い。他社から見れば羨ましいほどの機械だが、現時点ではハミルトン以外には供給される予定はない。しかも、これだけの時計が、17万円弱で買えてしまうのが、ハミルトンの大きな魅力なのである。自動巻き。ステンレスケース(直径45mm)。
・(予価)17万3250円 世界限定1971本 2011年10月発売予定


ジャズマスターシノマティック Jazzmaster Thin-O-Matic
1960年代の人気シリーズ「シノマティック」。そのエッセンスを生かした復刻モデルが、「ジャズマスター シノマティック」だ。この時計、ほかのハミルトンに同じく、価格以上のクオリティーを持っている。その一例が、先端を曲げた針だ。時計を薄く見せるため、シノマティックの文字盤はドーム状である。対して針がフラットだと、時間は読みづらくなってしまう。そこでシノマティックは針の先を曲げて、時間を読みやすくしている。アンティーク時計に見られるディテールだが、コストがかかるため、今となってはよほどの高級時計でも採用例は少ない。アンダー10万でここまで手をかけた時計は、まず希だろう。自動巻き。ステンレスケース(直径38mm)。
・9万300円(ステンレスブレス付き)9万9750円(YGPVDフレックスブレス付き)9万4500円(カーフストラップ付き)2011年3月発売
  





カーキ スカイマスターUTC Khaki SkyMaster UTC
様々な都市の時間を表示できる、GMT機能付きのモデル。文字盤外周のリングには世界24ヵ所の国際空港コードを表示できる。一見レトロなデザインだが、防水性能は30気圧(≒300m)もある。またムーブメント(時計のエンジン)を軟鉄でくるむことで、耐磁性能も優秀だ。現在ではほとんど使われていないこの耐磁加工は、1930~40年代のナビゲーションウオッチに施されていたものと同じだ。言って差し支えなければ、現代の万能時計のひとつ。にもかかわらず税込で12万円強と、驚くほどリーズナブルだ。自動巻き。ステンレスケース(直径42mm)。
・(予価)12万750円(カーフストラップ)2011年10月発売予定
  



カーキ フィールド オート Khaki Field Auto

ハミルトンの軍用時計、通称「カーキ」。その中でも、特にビジネスパーソンに向くのが曜日表示付きの「フィールドオート」だ。前身が軍用時計なだけあって、時間や曜日表示は非常に見やすい。またブレスレット付きのため、使うシチュエーションも選ばないのも嬉しいポイントだ。ちなみに機械式時計は実用的でないという話も聞くが、それは大きな間違いである。機械式時計はクォーツより時間が狂いやすいが、反面クォーツに比べてはるかに強い駆動力を持つ。そのためクォーツよりも太い針や、大きな曜日表示を動かすことができる。結果、視認性に優れる、というわけだ。今なお、あえて機械式時計を軍用時計に採用する国があるのも、明確な理由があってこそ、なのである。自動巻き。ステンレスケース(直径44mm)。
・8万7150円 発売中

■関連リンク
ハミルトン - 公式サイト

■問い合わせ
ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン
電話:03-6254-7371

※価格、仕様につきましては、2011年3月10日現在のものであり、変更する可能性がございます。予めご了承ください。



HF-AGE京都がオススメする本格機械式時計

HF-AGE京都の公式HPはこちら

京都の中心部という好立地に立つ町屋作りの機械式腕時計店、それがHF-AGE京都店です。


こちらは京都では数少ない専門店で、AUDEMARS PIGUET (オーデマ ピゲ)、BALL WATCH (ボール ウォッチ)、ROLEX(ロレックス)、BREITLING for BENTLEY (ブライトリング フォー ベントレー)、BREITLING (ブライトリング)、IWC、BELL&ROSS(ベル&ロス)の厳選7ブランドを豊富に取り揃えています。
 

中でもボール ウォッチ、ブライトリング フォー ベントレーは京都唯一の取扱いです。


こだわり溢れたラインナップに、他府県から通うお客様の多さも頷けます。

  そんな HF-AGE京都店で、2011年3月17日(木)から



「Spring Fair 2011 ~HF-AGE京都がオススメする本格機械式時計~」が開催されます。


期間中は特典も多数用意されていますので、ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。



HF-AGE京都店スタッフ オススメモデル

スタッフ:田中 みほ(タナカ ミホ)さん 
おすすめモデル:BREITLING (ブライトリング)クロノマット01 
コメント:自社開発ムーブ・“キャリバー01”の見事な完成度は美しいデザイン性のみならず、メンテナンスの事を設計時から配慮されるなど、クオリティの高さが読み取れます。実際にお客様が手にとってインパクトや男らしさを感じて頂き、ご購入後オンでもオフでもご安心してご愛用頂いているのが証だと思います。文字盤やケースのバリエーションも豊富なので、時計だけとしてご活用頂くのではなく、ご自身をアピールして頂ける素敵なアイテムとして是非皆様におススメするモデルです!
スタッフ:杉 能子(スギ タカコ)さん
おすすめモデル:BREITLING (ブライトリング) スーパーオーシャンII
コメント:このモデルを一目見た時にお洒落でかっこいいと思いました。人を惹きつける秘密はラバーモールド成型のベゼルや、立体的なインデックスの外観的な要素、ケースサイズ42mmの程よいボリューム感と着け心地の良さ、1,500mの防水性など、アンダー30万でもこれだけの技術やスペックを詰め込む事が出来るという、ブライトリングのこだわりですね。5色展開のバリエーションの豊かさでオフィスで遊びでお使い頂ける点も魅力的ですね。
スタッフ:中田 規子(ナカタ ノリコ)さん
おすすめモデル:BREITLING (ブライトリング)スーパーオーシャンヘリテージ46 
コメント:ブライトリング史上、最も美しいダイバーズウォッチです。シンプルですが高い機能性を持ち、発表時としては驚異的な防水200mを実現しています。視認性も抜群で、文字盤には当時のエンブレム18Kゴールドを再現。また、クラシカルなメッシュブレスはこのモデルの特徴で、オリジナルのデザインを踏襲しています。ラバーベルトなどに付け替えも可能です。1950年代の魅力が詰まった復刻作。ヘリテージ38mmとペアでもお勧めです。

9年ぶりに本格ダイバーズウオッチ復活「オリエント M-FORCE 200m」


オリエント時計は3月19日、機械式ダイバーズウオッチ「オリエント M-FORCE 200m」を発売する。
価格は5万6700円。
 M-FORCE(エムフォース)は、メカニカルフォースの名前が示すとおり“強さ”を表現した機械式スポーツウオッチとして1997年に第1弾が発売された。
新製品では、そのコンセプトを引き継ぎ、本格ダイバーズウオッチとして約9年ぶりの復活となる。
 ケースはステンレススチール製で、JIS規格のスキューバ潜水用200メートル防水機能を備える。
同じくステンレススチール製のバンドもJIS規格をクリアした強度を持つ。
 ベゼルは、黒と銀のコンビネーションにより視認性を高めた立体的なデザインだ。
着用時に操作しやすいように4時位置に配置したりゅうずは、ねじ込み式りゅうずを採用して防水性を高めた。
文字盤は、ブラック、ブルー、オレンジの3色を用意する。
 ムーブメントは自動巻き(手巻き付き)で、日差+25秒~-15秒。
最大巻上げ時の駆動時間は40時間以上で、パワーリザーブインジケーターを1時位置に配置する。
サイズは51.5×47.8×13.3ミリ(縦×横×厚さ)。