もう10年近く前になるでしょうか?
とあるアウトドアショップのショーケースで目を惹く時計がありました。
SEIKO(セイコー)Alpinist(アルピニスト)4S15-6000
という、山歩きを想定したトレッキングアウトドア用ウォッチ。
どこかレトロな雰囲気を醸し出すデザインで偶数時の数字フォントもさりげなくて好き。
質実剛健な黒文字盤(SCVF005)とよりノスタルジックなアイボリー文字盤(SCVF007)。
緑文字盤(SCVF009)は シックだがちょっと自分には合わない感じ。
黒文字盤のみ時間を表す部分が数字フォントでは無く、引き締まった印象。
オートマチック(自動巻き)で価格は 2万円台。
手巻きもできるらしい。
ショーケースの前で購入しようかだいぶ迷いながら眺めていたのを覚えています。
懐事情もあり結局購入しなかったのですが、今写真を見てもカッコいいです。
時代を越えるデザインだということでしょう。
海外モデルも逆輸入されたようで、文字盤の文字が異なるらしいです。
搭載されているキャリバー(機械式ムーブメント)は【4S15】。
これは熟練した技術者がミクロンレベルの加工と調整を行った8振動(毎時2万8800振動)の
高精度エンジンで、1日の精度誤差は +25秒から -15秒とのこと。
低価格モデルに搭載するにはあまりに製造コストがかかるので
生産が中止となったものだそうです。
現在、このモデルはプレミア価格で取引 されているらしく、
あの時買っておけばよかったと悔やまれます。
価格は高くなりましたが、2009年度グッドデザイン賞を受賞した
「セイコー メカニカルシリーズ アルピニスト」
もなかなかカッコいいです。
メタルバンドの SARB059、黒文字盤の SARB061 もいいですが、
ネイチャーフォトグラファー 水越 武氏とのコラボレーション限定モデル SARB063
がやはり魅力的。
黒いステンレススチールのケースとバンドに黒い文字盤。
白いフォントが映えます。
限定 500本。
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